相対活力指数(RVI)は、トレーダーにとって非常に重要な指標です。このインジケーターの基本的な考え方は、強気相場では終値が始値よりも高くなる傾向があるということです。
逆に、弱気相場ではその逆が成り立ちます。つまり、相対活力指数は、価格が最終的にどこで終わるかによって、動きの「活力」や「エネルギー」を示すものです。このインデックスを日々の取引レンジに正規化するためには、価格の変化をその日の最高・最低価格の範囲で割ります。
より滑らかな計算を行うためには、終値と始値の差、またはその日のバーの最高・最低価格の差の対称加重移動平均を使用します。一般的に、RVIの計算には10期間が最適とされています。曖昧さを避けるために、相対活力指数の値の対称加重移動平均を用いたシグナルラインを構築する必要があります。このラインが交差することで、売買シグナルが発生します。
計算方法
VALUE1 = ((CLOSE - OPEN) + 2 * (CLOSE (1)) - OPEN (1) + 2 * (CLOSE (2) - OPEN (2)) + (CLOSE (3) - OPEN (3))) / 6
VALUE2 = ((HIGH - LOW) + 2 * (HIGH (1) - LOW (1)) + 2 * (HIGH (2) - LOW (2)) + (HIGH (3) - LOW (3))) / 6
NUM = SUM (VALUE1, N)
DENUM = SUM (VALUE2, N)
RVI = NUM / DENUM
RVISig = (RVI + 2 * RVI (1) + 2 * RVI (2) + RVI (3)) / 6
ここでの用語は以下の通りです:
- OPEN — 始値
- HIGH — 最高値
- LOW — 最低値
- CLOSE — 終値
- VALUE1 — 終値と始値の差の対称加重移動平均
- VALUE2 — 最高値と最低値の差の対称加重移動平均
- NUM — VALUE1のN期間の合計
- DENUM — VALUE2のN期間の合計
- RVI — 現在のバーの相対活力指数の値
- RVISig — 現在のバーのRVIシグナルラインの値
- N — スムージングの期間

相対活力指数の詳細については、テクニカル分析: 相対活力指数をご覧ください。