人気のジグザグインジケーターをシンプルにしたバージョンです。このアルゴリズムは非常に高速に動作し、中間計算バッファを使用せず、ネストされたループも含まないため、再描画を行いません。設定が必要なパラメーターは1つのみで、これはエキスパートアドバイザー（EA）の最適化において非常に重要です。
多くのグラフィカルな構造、例えばシンプルなチャネルやトレンド（高値・安値）やフィボナッチグリッドを自動化するには、「洗練された動き」を定義する必要があります。つまり、価格がローカルミニマムからローカルマキシマムに、またその逆に移動することを指します。
このタスクは、標準のMetaTraderに含まれているジグザグインジケーターによって効率的に解決されます。
しかし、従来のジグザグにはいくつかの欠点があります。
- ジグザグは常に再描画を行うため、トレーディングアルゴリズムでの使用において不便です。
- インジケーターのアルゴリズムにはいくつかのネストされたループが含まれており、ジグザグに基づくEAの最適化を大幅に遅くする可能性があります。
- インジケーターの微調整は3つのパラメーターを使用して行われるため、最適化プロセスが長くなります。また、1つのパラメーターを変更すると他のパラメーターの効果も変わるため、最適化プロセスが安定した極値を見つけられない場合があります。
これらの点を考慮し、私は洗練された動きを定義するためのよりシンプルなアルゴリズムを開発しました。
提案されているアルゴリズムは以下の通りです：
- ネストされたループを含まず、新しい価格データが利用可能になるとすぐに計算が行われます。
- 再描画を行わず、検出された反転が時間が経過しても別のものにはなりません。
- 1つのパラメーターのみを含み、標準的なパスの長さ（異なる時間枠で異なる設定が可能）があります。
このインジケーターは、ローカルマキシマムとミニマムを強調表示し、それらの間に洗練された動きをプロットすることで、視覚的にタスクを解決します。
このツールは、フィボナッチ修正に基づくシンプルなEAを開発するのに役立ちます。提供されたスクリーンショットの1つは、トレンドと修正の動きを明確に認識できるもので、フィボナッチ修正を使用したEAの開発には重要です。