シンプルジグザグインジケーターは、テクニカル分析の自動化にとって非常に有用な基盤です。今回は、パターン認識のシンプルな例として、ZZLevelsインジケーターを紹介します。このインジケーターは、シンプルジグザグを使用してフラットの境界やサポート・レジスタンスレベルを見つけることができます。
多くのグラフィカルな構成要素、例えばチャンネルやトレンド(高値・安値の更新)やフィボナッチグリッドの自動化には、「洗練された動き」を定義する必要があります。つまり、価格がローカルミニマムからローカルマキシマム、またその逆に移動することを指します。
すでに、ローカルハイとローを検索するためのシンプルなアルゴリズムをシンプルジグザグに実装しています。シンプルジグザグの主な違いは、従来のものよりもシンプルで高速なアルゴリズムと、たった一つのパラメータである「典型的な修正深度」です。
ZZLevelsインジケーターは、ジグザグに基づく解析の自動化を実現するアイデアを発展させたものです。具体的には、トレーディングレンジの境界やサポート・レジスタンスレベルを見つけるためのシンプルなアルゴリズムを実装しています。
インジケーターを調整するために以下の入力が使用されます:
- ZZポイント分析数 — シンプルジグザグインジケーターのバッファーにおける非ゼロ値の数で、アルゴリズムによって分析されます(本質的にはインジケーター履歴におけるレベル検索の深さ)。このパラメータは、長期間のレベルを見つけるために使用します。
- 価格がレベルに触れる回数 — 価格がそのレベルに触れた回数です。価格がレベルに触れる回数が多いほど、そのレベルはテクニカル分析において重要なものとされています。
- レベル周辺の高/低最大偏差 — このパラメータは、レベルの精度に関わります。価格が数ポイント「突き抜ける」場合や、レベルに到達する直前に反転することがあるため、ユーザーはインジケーターがレベルタッチをモニタリングするための精度を設定する必要があります。
- 典型的なリトレースメントサイズ — 親インジケーターであるシンプルジグザグから引き継がれます。

現在の形では、このインジケーターを自動取引に使用することはまだできません。しかし、シンプルなアルゴリズムに基づいてローカルハイとローを見つけることで、テクニカル分析のグラフィックプロットの自動化を示すのに適しています。また、「手動」取引においてもレンジの境界やサポート・レジスタンスレベルを見つけるのに役立ちます。
