皆さん、こんにちは!今日はMetaTrader 5で使える「Delta ZigZag」インジケーターについてお話ししましょう。このインジケーターは、他のジグザグバージョンとは一線を画した特徴があります。それは、トレンドをローカルエクストリームのブレイクスルーレベルで判断する点です。パラメータで設定できるレベルの数は、例えば上昇トレンドでは、N個のローカルミニマムの中で最も小さいものが価格を突破したときにトレンドの変化を固定します。視覚的な理解を深めるために、Delta ZigZagはこれらの反転レベルを表示します。
さらに、このインジケーターは高値/安値の価格でも、終値の価格でも描画できます。トレーダーが設定した最小スイングの高さに基づいてのみセクションの反転を形成します。終値を基に描画されたDelta ZigZagは、レベル数が1のとき、実質的にはカギチャートと同じです(視覚的な表現は異なりますが、論理は同じです)。
高値/安値の価格に関しては、以下の特徴が適用されます:
もし最後のジグザグセクションが上昇している場合:
- 現在のバーが新しい最高値を形成したら、ジグザグのセクションを上方向に続け、現在のバーでの反転を禁止します。
- 現在のバーの高値が最後のジグザグの値より低く、現在のバーの安値が設定されたスイングの高さよりも低い場合、下降セクションを描画します(つまり、ジグザグの反転があるということです)。
このルールは、インジケーターの下降セクションにも適用されます。
パラメータ:
- 価格の適用 - 高値/安値または終値のみを使用するか
- 反転 - 反転モード(pipsまたはパーセンテージ)
- 反転pips - 反転の最小値(pips単位)。反転モードがpipsの場合のみ有効で、パーセンテージの場合は影響を与えません。
- 反転パーセンテージ - 反転の最小値(パーセンテージ単位)。反転モードがパーセンテージの場合のみ有効で、pipsの場合は影響を与えません。
- レベル数 - トレンド方向の変化を固定する最後の最小値/最大値の数。
以下は、反転数が2のDelta ZigZagの例です:

おすすめポイント:
- 反転レベルが3以上になることは推奨しません。
- 描画に終値を使用する場合、取引も終値で行うべきです(シャドーレベルでのブレイクトレードを避けるため)。
- 反転レベルは(トレーリング)ストップレベルとしても機能します。