著者: アンドレイ・N・ボルコンスキー
エルゴディックMDIオシレーターは、ウィリアム・ブラウによって開発され、平均偏差指数(MDI)に基づいています。この指標は、テクニカル分析における最新のモメンタム指標を応用した書籍 『モメンタム、ディレクション、ダイバージェンス』でも取り上げられています。
使い方:- WilliamBlau.mqh を terminal_data_folder\MQL5\Include\ に配置してください。
- Blau_Ergodic_MDI.mq5 を terminal_data_folder\MQL5\Indicators\ に配置してください。

ウィリアム・ブラウによるエルゴディックMDI指標
計算方法:
エルゴディック平均偏差オシレーターは以下のように計算されます:
Ergodic_MDI(price,r,s,u) = MDI(price,r,s,u)
SignalLine(price,r,s,u,ul) = EMA( Ergodic_MDI(price,r,s,u) ,ul)
ここでの各用語は以下の通りです:
- Ergodic_MDI() - エルゴディック(平均偏差指標 MDI(price,r,s,u));
- SignalLine() - シグナルライン - 指数平滑移動平均(EMA)の期間 ul をエルゴディックに適用したもの;
- ul - シグナルラインのEMAの期間。
- グラフィックプロット #0 - エルゴディック(平均偏差指標):
- r - 価格に適用される1つ目のEMAの期間(デフォルトは r=20);
- s - 平均偏差に適用される2つ目のEMAの期間(デフォルトは s=5);
- u - 2回目の平滑化結果に適用される3つ目のEMAの期間(デフォルトは u=3);
- グラフィックプロット #1 - シグナルライン:
- ul - エルゴディックに適用されるシグナルラインのEMAの期間(デフォルトは ul=3);
- AppliedPrice - 価格タイプ(デフォルトは AppliedPrice=PRICE_CLOSE)。
- r>1;
- s>0, u>0。もし r, s または u =1 の場合、平滑化は行われません;
- ul>0。もし ul=1 の場合、シグナルラインと平均偏差指数は同じになります;
- 最小レート=(r+s+u+ul-4+1)。