RJTX_Matches_Smoothedを基にした、ロングポジションとショートポジション用の2つの同一のトレーディングシステムがあります。このシステムは1つのEA内で様々な設定が可能です。全ての入力パラメータは大きく2つのグループに分けることができます。
- Lで始まるパラメータはロングポジション用に使用されます。
- Sで始まるパラメータはショートポジション用に使用されます。
//+----------------------------------------------+ //| ロングポジション用のEA入力パラメータ | //+----------------------------------------------+ input uint L_Magic=777; //Lマジックナンバー input double L_MM=0.1; //Lの取引あたりの預金割合 input MarginMode L_MMMode=LOT; //Lロット設定モード //+----------------------------------------------+ //| ショートポジション用のEA入力パラメータ | //+----------------------------------------------+ input uint S_Magic=555; //Sマジックナンバー input double S_MM=0.1; //Sの取引あたりの預金割合 input MarginMode S_MMMode=LOT; //Sロット設定モード
これら2つのトレーディングシステムは異なるマジックナンバーを使用しており、互いに完全に独立しています。実際の金融市場は対称的であることは稀です。上昇市場と下降市場で取引するためには、同じトレーディングシステムでも全く異なるパラメータが必要です。EAを適切に設定するには、まず一方のトレーディングシステムだけをテストし、もう一方は無効にすることをお勧めします。
input bool L_PosOpen=true; //ロングポジションへのエントリー許可 input bool L_PosClose=true; //ロングポジションからのエグジット許可
その後、同様にもう一方のシステムについても行います。
EAが機能するためには、コンパイルされたRJTX_Matches_Smoothed.ex5インジケーターのファイルが<terminal_data_directory>\\MQL5\Indicatorsに存在している必要があります。
以下に示すテストでは、デフォルトのEA入力パラメータが使用されました。テスト中はストップロスとテイクプロフィットは使用されていません。
Fig1. 対称設定でのサンプル取引チャート
2017年のGBPJPY H4のテスト結果：
Fig. 2. テスト結果のチャート
Figure 2. 非対称設定での取引例