ネガティブボリュームインデックス(NVI)は、取引量の減少と金融商品の価格変動との関係を示す指標です。前日と比較して取引量が減少した場合、NVIは価格のパーセンテージ変化によって定義されます。
NVIインジケーターは、当日の取引量が前日よりも低い場合にのみ、その値が変化するように設計されています。価格の下落はしばしば取引量の減少と関連しているため、NVIは通常、下落トレンドに向かって変化します。
NVIの解釈には次のような仮定が含まれています。取引活動が活発で取引量が増加している時、一般投資家は群衆に従って最も活発に取引を行います。一方、取引量が減少している場合、市場はプロフェッショナルによってコントロールされており、賢い資金が動いています。そのため、NVIの値の変化(NVIは取引量が減少している時のみ変化します)は、市場で「賢い資金」を動かすタイミングが来ていることを示しています。
ノーマン・フォスバック氏の著書『Stock Market Logic: A Sophisticated Approach to Profits on Wall Street』によれば、ダウ工業株のNVIが1年の移動平均を上回っている場合、市場は100回中95回は強気であるとされています。
