著者: Xrust & Vinin
XXMAは、デジタル適応型移動平均であり、移動平均の一種です。このインジケーターは、価格の動きの角度方向(トレンド)と水平方向(フラット)を効果的に分離するために設計されています。これにより、トレンド取引がより効果的に行えます。
図をご覧いただくと分かるように、トレンドが発生している間、XXMAのラインは価格チャートの上または下に常に位置しており、意義を変えつつ境界線を描きます。一方、価格がフラットに動いているときは、インジケーターは固定された位置に留まります。エントリーのシグナルは、傾斜のあるインジケーターラインの上または下でのバーのクローズであり、ポジションをクローズするシグナルは、水平位置でのインジケーターラインの交差またはクローズです。
このインジケーターは、初めてMQL4で実装され、2009年8月17日にCode Baseに公開されました。
このインジケーターは、SmoothAlgorithms.mqhライブラリのクラスを使用しています(必ずterminal_data_folder\MQL5\Includeにコピーしてください)。クラスの使用方法については、記事「追加バッファを使用せずに中間計算のための価格系列の平均化」で詳しく説明されています。

図1 XXMAインジケーター