著者: Rafael Jimenez Tocino
このインジケーターは、"マッチ"のラインの傾きや色を基にトレンドの始まりと終わりを判断するのに役立ちます。
ラインの傾きが価格トレンドの進行を示し、トレンドの強さを判断することができます。この傾向が続くのか、方向転換の準備をする必要があるのかが分かります。
各マッチは、バーのスムーズな始値と次のバーのスムーズな終値の間のラインを表しています。著者のバージョンとは異なり、このインジケーターでは、始値と終値の距離は単一のバーではなく、インジケーターの入力パラメータによって決定された距離に位置するバーの数になります。
//+----------------------------------------------+ //| インジケーターの入力パラメータ | //+----------------------------------------------+ input uint iPeriod=10;
これにより、インジケーターはより多様な使い方が可能になります。時系列の平均化はノイズを減少させるために行われます。このオプションは、小さな時間枠(M1/H1)でのデイトレード(スキャルピング、スイング)に適しています。
このインジケーターは、SmoothAlgorithms.mqhライブラリのクラスを使用します(これを<terminal_data_folder>\MQL5\Includeにコピーしてください)。クラスの使用方法については、「追加バッファーを使用せずに中間計算のための価格系列の平均化」の記事で詳しく説明されています。
もともと、このインジケーターはMQL4で作成され、2015年12月23日にコードベースに初めて公開されました。

図1. RJTX_Matches_Smoothedインジケーター