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ms-Candle: キャンドル方向インジケーターでギャップを見極める

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オープン価格とクローズ価格の比較だけでは、キャンドルの方向性を正確に評価することは難しいです。


このインジケーターは、オープン/クローズ価格だけではなく、ギャップやクォートの欠損も考慮してバーの方向性を判断します。

オープンとクローズの価格の比較では、キャンドルの方向性を正しく評価できないことがよくあります。
体のサイズが全体の2/3以上の場合は、別のアプローチが必要です。このインジケーターは、著者の経験に基づいたアプローチを実装しています。

インジケーターの計算中には、いくつかの統計的特性が評価され、クォートの数が考慮されます。その結果は、TCandlesStatsという構造体に記録されます。最小および最大のキャンドルのサイズ、さらには「平均的」または「標準的な」キャンドルの大きさも計算されます。評価はキャンドルの高さとそのボディの高さに基づいて行われます。
計算結果はターミナルのログに表示されます。データウィンドウの固定サイズで計算が行われ、少なくとも1/3のサイズを通過する際に繰り返されます。これにより、計算時点での結果が最新のものとなります。

ギャップの評価(大きなギャップ)は、統計的評価からの最大キャンドルのサイズを使用します。価格偏差チャネルとその範囲を超えるオープン価格を利用する方が適切ですが、チャネルを正確に定義するのは難しいです。

インジケーターの計算中には、各バーのためにTCandleInfo構造体が計算されます。そのフィールドの意味はコメントから明確です。計算はマクロとして実装されています。

チャートには、バーの方向性やクォートのギャップに関する情報が表示されます。

方向の表示はオフにすることもできますし、調整されたキャンドルの方向だけを表示することも可能です。ギャップはそのサイズによってフィルタリングできます。クォートのギャップは常に表示されます。

アイコンの値に応じて、Low - ダウンサイド(赤)、Hi - アップサイド(黄色)で表示されます。ダブルアローはギャップ、ハサミは価格のギャップ(大きなギャップ)を示します。ギャップアイコンの位置は、その時点での価格動向の最終的な方向を示しています。

バージョンの変更点:

  • 1.01: 方向の推定アルゴリズムを修正し、TCandleInfoの構造を変更。
  • 1.02: 0バーのキャンドルの方向表示を修正。
  • 1.03: 任意のシフトバーでの正確な計算のためにGetSomeStats関数を修正。
  • 1.04: 全ての描画バッファを強制的にクリアする機能を追加。MT5では、各バーにギャップ情報が描画されていました。
  • 1.05: 自動的に計算されたサイズのギャップを表示する機能を追加。
  • 1.06: 方向の推定アルゴリズムに最大キャンドルのサイズの正規化を適用し、TCandleInfoの構造を拡張。
  • 1.07: 説明を修正。その他の細かい変更。

MT4で使用する場合は、ファイル拡張子を.mq4に変更するか、こちらからダウンロードしてください。

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