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MetaTrader 5で使えるAutoTrendLinesインジケーターの活用法

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皆さん、こんにちは!今日は、MetaTrader 5で使える「AutoTrendLines」というインジケーターについて詳しく解説します。このインジケーターは、新しいバーが出現するたびにトレンドラインを自動で引いてくれる優れものです。ポイントの座標が変わると、ラインも再描画されます。ポイントを決定する際には、現在のバーは無視され、サポートラインは安値に、レジスタンスラインは高値に描かれます。以下に、インジケーターの主なパラメーターとその使い方を紹介します。

主なパラメーター:

  • InpLineType - ラインの種類
  • InpLeftExmSide - 左側のエクストリームサイド*(タイプ 1, 2)
  • InpRightExmSide - 右側のエクストリームサイド(タイプ 1)
  • InpFromCurrent - 現在のバーからのオフセット(タイプ 2)
  • InpPrevExmBar - エクストリームの前のバーを考慮する(タイプ 2)

タイプ 1. 2つのエクストリームによる描画。

  1. 次の次のバーから左に移動し、InpRightExmSideバーの範囲内で最初の(右側の)エクストリームポイントを探します。
  2. 最初のポイントから再び左に移動し、InpLeftExmSideバーの範囲内で2番目の(左側の)エクストリームポイントを探します。
  3. トレンドラインを描画します。

AutoTrendLines type 1 (EXM_EXM)

タイプ 2. エクストリームとデルタによる描画。

  1. 次の次のバーから左に移動し、InpLeftExmSideの範囲内で2番目の(左側の)エクストリームポイントを探します。
  2. 現在のバーからInpFromCurrentバーまで移動し、2番目のエクストリームポイントの間で低いデルタを持つバーを探します。考慮する場合としない場合の2つのバリエーションがあります。
  3. トレンドラインを描画します。

あ) 左側のポイントの右側からバーを考慮してラインを描画します。

AutoTrendLines type 2 (EXM_DELTA) InpPrevExmBar=true

あ) 左側のポイントの右側からバーを考慮せずにラインを描画します。

AutoTrendLines type 2 (EXM_DELTA) InpPrevExmBar = false

*エクストリームとは、左側と右側にN本の高い安値や低い高値が存在するバーを指します。実際には、エクストリームはNバーのフラクタルとほぼ同じです。

**デルタは以下の式で計算されます:

サポート用: (右側の価格 - 左側の価格) / (右側のバーインデックス - 左側のバーインデックス)

レジスタンス用: (左側の価格 - 右側の価格) / (右側のバーインデックス - 左側のバーインデックス)

おすすめポイント:

  • 左側のエクストリームは右側のエクストリームよりも価値が高い必要がありますので、そのためにパラメーターの設定を高くします。
  • パラメーターの小さい値でのインジケーターの挙動をМ1の時間足で観察することをお勧めします。
  • 私の意見では、2番目のタイプ(エクストリームとデルタ)のラインはよりダイナミックで、市場の動きにより適していると思います。
  • 各パラメーターがどの描画タイプに影響を与えるかを記録することをお勧めします(ラインの太さや色といった性質を除いて)。

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