今回は、MetaTrader 5で使えるWSPとWROインジケーターについてご紹介します。このインジケーターは、Mel Widner氏がTASCに掲載した「Automated Support And Resistance」記事を基にしています。
このインジケーターには、2つのオシレーターがあります。それが、WSO(Widner Support Oscillator)とWRO(Widner Resistance Oscillator)です。
WSO(サポートオシレーター)は、現在のクローズ価格を直近の6つのサポートレベルと比較します。値は0から100の範囲で、WSOが0の場合は、クローズ価格が全てのサポートレベルを下回っていることを意味し、WSOが100の場合は、全てのサポートレベルを上回っていることを意味します。WSOの変化は、古いサポートレベルを突破したり、新たなサポートレベルが確立されたりすることを示します。WSOの計算式は以下の通りです:
WSO = 100(1 – (INT(S1/C) + INT(S2/C) + INT(S3/C) + INT(S4/C) + INT(S5/C) + INT(S6/C))/6)
WRO(レジスタンスオシレーター)についても同様の考え方が適用されます。WROは、現在のクローズ価格を直近の6つのレジスタンスレベルと比較します。こちらも値は0から100の範囲です。WROが0の場合は、クローズ価格が全てのレジスタンスレベルを下回っており、WROが100の場合は、全てのレジスタンスレベルを上回っています。WROの変化は、古いレジスタンスレベルを突破したり、新たなレジスタンスレベルが設定されたりすることを示します。WROの計算式は以下の通りです:
WRO = 100(1 – (INT(R1/C) + INT(R2/C) + INT(R3/C) + INT(R4/C) + INT(R5/C) + INT(R6/C))/6)
