ADXCrossing_HTF_Signalは、選択したバーでADXCrossingインジケーターが生成したトレンド方向やシグナルをグラフィカルに表示するインジケーターです。トレンドや取引方向を色で示し、アラートを発動させたり音声信号を再生したりします。
選択したバーでトレンドが継続している場合、インジケーターは右向きの矢印を表示します。この矢印の色はトレンド方向に対応しています。バーでトレンドが変わった場合、インジケーターは斜めの矢印を表示し、その色と方向は取引方向に対応します。
インジケーターの入力パラメータは大きく分けて3つのグループに分類できます:
- ADXCrossingインジケーターの入力パラメータ:
input string Symbol_=""; // 金融資産 input ENUM_TIMEFRAMES Timeframe=PERIOD_H6; // インジケーター計算の時間枠 input uint ADXPeriod=50;
- インジケーターの視覚化に必要なADXCrossing_HTF_Signalの入力パラメータ:
//---- インジケーター表示設定 input uint SignalBar=0; // シグナル取得のバー番号 (0 - 現在のバー) input string Symbols_Sirname=INDICATOR_NAME"_Label_"; // インジケーターラベル名 input color Upsymbol_Color=clrLime; // 上昇トレンドシンボルの色 input color Dnsymbol_Color=clrMagenta; // 下降トレンドシンボルの色 input color IndName_Color=clrDarkOrchid; // インジケーター名の色 input uint Symbols_Size=60; // シグナルシンボルのサイズ input uint Font_Size=10; // インジケーター名のフォントサイズ input int X_1=5; // 水平名オフセット input int Y_1=-15; // 垂直名オフセット input bool ShowIndName=true; // インジケーター名の表示 input ENUM_BASE_CORNER WhatCorner=CORNER_RIGHT_UPPER; // 位置の角 input uint X_=0; // 水平オフセット input uint Y_=20; // 垂直オフセット
- アラートと音声信号を発動させるために必要なADXCrossing_HTF_Signalの入力パラメータ:
//---- アラート設定 input ENUM_ALERT_MODE alert_mode=OnlySound; // トリガーオプション input uint AlertCount=0; // アラートの数
複数のADXCrossing_HTF_Signalインジケーターを1つのチャートで使用する場合、各インジケーターは独自のSymbols_Sirname(インジケーターラベル名)を持つ必要があります。
このインジケーターを使用するには、コンパイル済みのインジケーターファイルADXCrossing.mq5が必要です。これを<terminal_data_folder>\MQL5\Indicatorsに配置してください。

Fig.1. ADXCrossing_HTF_Signal. トレンド継続のシグナル

Fig.2. ADXCrossing_HTF_Signalインジケーター. 取引のシグナル