トレンドリスクインジケーターは、価格の動きの中でトレンドの部分を見つけ出し、バッファ内の値でトレンドの存在を示します。
フラットトレードにも利用可能で、価格がチャンネルから外れる可能性がある場合にはトレードを無効化します。トレンドトレード中には、インジケーターがトレンドが疲弊する可能性のあるエリアや、トレンドが減速するエリアを特定することができます。
このインジケーターには2つの入力パラメーターがあります:
- バンドの範囲 - バンド計算の範囲
- 偏差 - 許容されるチャンネルの幅
計算式:
トップ = スムーズプライス + スムーズレンジ * 偏差
ボトム = スムーズプライス - スムーズレンジ * 偏差
ここで、
スムーズプライス = (前スムーズプライス * (バンドの範囲 - 1) + 終値) / バンドの範囲
スムーズレンジ = (前スムーズレンジ * (バンドの範囲 - 1) + 高値 - 安値) / バンドの範囲
シグナル:
もし終値 > トップ
シグナルバッファ = "トレードしない" = トップ
もし終値 < ボトム
シグナルバッファ = "トレードしない" = ボトム
このインジケーターは、別ウィンドウにカラフルな日本のローソク足を表示します。強気のものは緑、弱気のものは赤です。ローソク足がバンドで形成されたチャンネルの外側でクローズすると、そのローソク足は灰色に色付き、壊れたチャンネルラインの値がインジケーターのシグナルバッファに追加されます。これにより、エキスパートアドバイザーからのブレイクアウト方向を特定し、使用しているトレーディングシステムに応じてトレードを制限することができます。

図1. フラットチャンネルでのトレード: バンドの範囲 = 12, 偏差 = 1.8

図2. トレンドトレード(制限): バンドの範囲 = 23, 偏差 = 6.0