WeightOscillator は、アラート機能を備えたトレンドインジケーターです。メールやプッシュ通知をスマートフォンに送ることができます。
このインジケーターのコードに、アラートやメールメッセージ、プッシュ通知を実装するための変更を加えました。
- インジケーターの信号生成オプションの列挙型を、入力変数が宣言される前のグローバルスコープで宣言しました。
- 新しい入力パラメータを追加しました。
- インジケーターコードの最後に、BuySignal()、SellSignal()、GetStringTimeframe() の3つの新しい関数を追加しました。
- インジケーター計算サイクルの後に、BuySignal() と SellSignal() 関数を呼び出す処理を追加しました。
ここでの ColorBuffer は、インジケーターの色を格納するための色インデックスバッファの名前です。0 と 4 は、オシレーターが過剰購入と過剰売却の領域にあるときの色のインデックスです。
BuySignal() と SellSignal() 関数は、インジケーターコードの OnCalculate() ブロックで1回だけ呼び出すことが想定されています。
このインジケーターは、SmoothAlgorithms.mqh ライブラリのクラスを使用しています（これを <terminal_data_folder>\MQL5\Include にコピーしてください）。クラスの使用方法については、「追加バッファを使用せずに中間計算のための価格系列の平均化」の記事に詳しく説明されています。
図1. WeightOscillator_Alert インジケーターのチャート
図2. WeightOscillator_Alert インジケーター。ブレイクアウト信号のためのアラートを生成
図3. WeightOscillator_Alert インジケーター。トレンド信号のアラートを生成