著者: Bookkeeper
SnakeInBordersは、市場のフィルタリングされたチャンネルを計算します。このチャンネルは、上限のBorderTopBuffer[]と下限のBorderBotBuffer[]によって制限されており、信号をMartBuffer[]として計算します。
インジケーターの入力パラメーター
//| インジケーター入力パラメーター |
//+--------------------------------------------+
input Smooth_Method XMA_Method=MODE_LWMA_; // スムージングメソッド
input uint SnakeRange=2; // Snakeの軸計算の半周期
input int XPhase=15; // 最初の平均化パラメーター
//---- JJMAの場合、-100から+100の範囲で遷移プロセスの質に影響します;
input uint FilterPeriod = 24;// フィルタリング期間
input double MartFiltr=2;// 市場フィルタリング比率。MartFiltrの値が大きいほど、フィルタリングされた市場チャンネルは狭くなります。
input bool HardCalc = true;
input Applied_price_ IPC=PRICE_WEIGHTED_;// 価格定数
input int Shift=0; // 水平インジケーターシフト
input int PriceShift=0; // 垂直インジケーターシフト
input color Upper_color=clrMediumSeaGreen;
input color Lower_color=clrRed;
信号Martの動きについて
市場が上昇すると、信号ラインは下限から離れ、チャンネルを横切り上限に合流します。逆に、市場が下降する際も同様です。
方向性のある市場の動きがある場合、信号ラインは対応するチャンネルの境界に留まります。チャンネルの幅が広がることは、動きの強化を意味します。市場の変動中はチャンネルが狭くなり、信号ラインはチャンネル内で一方の境界から他方へ移動します。反対側の境界に達すると、チャンネルは再び広がり始めます。
SnakeInBordersは独立して使用することができ、異なる時間枠での信号ラインの動きを比較することができます。また、Martをバー価格の代わりに使用して他のインジケーターを構築することも可能です。MAやOA、ACなどのインジケーターにはHardCalcをtrueに設定し、ZigZagやChannelなどのインジケーターにはHardCalcをfalseに設定し、MartFiltrの値は3から5の範囲で選択することが推奨されます。真のピークと偽のピークを区別することができ、ピークが中間的な場合、Martの信号ラインは境界と一致しません。
このインジケーターは、SmoothAlgorithms.mqhライブラリのクラスを使用しており、<terminal_data_folder>\MQL5\Includeにコピーして使用します。クラスの使用方法については、「中間計算のための価格系列の平均化について」の記事で詳しく説明されています。
このインジケーターは最初にMQL4で実装され、2006年12月19日にCodeBaseに公開されました。
Fig1. SnakeInBordersインジケーターの図