Schaff Trend Cycle(MT4用インジケーター)は、MACDラインを使ってストキャスティクスを計算し、サイクルを考慮したサイクルオシレーターです。このインジケーターは、トレンド中でも動きが滑らかで、変化に素早く反応する改良版のオシレーターです。開発者のダグ・シャフは、通貨のトレンドがサイクルで加速したり減速したりすると仮定しました。そのアルゴリズムは2008年に公開されました。Schaff Trend Cycleは、トレンドの方向転換を判断するための2つの異なる手法、すなわちMACDとスムージングされたストキャスティクスオシレーターを組み合わせています。このインジケーターの値は0から100の範囲で変動し、トリガーレベルとして25と75を使用します。オプションでアラート機能もあります。MT4およびMT5用のインジケーターをダウンロードできます。
入力パラメータ
メイン設定
- MAShort(デフォルト = 23)— MACDライン計算のための短期移動平均の期間。MALongよりも短く設定してください。
- MALong(デフォルト = 50)— MACDライン計算のための長期移動平均の期間。MAShortよりも長く設定してください。
- Cycle(デフォルト = 10)— チャートの期間におけるサイクルの長さ。2つのストキャスティクスが連続して計算されるため、結果のサイクルは2倍の長さになります。
アラート設定
- ShowArrows(デフォルト = false)— trueの場合、信号が生成されたバーの上または下に矢印を描画します。
- UpColor(デフォルト = clrBlue)— 強気シグナルの矢印の色。
- DownColor(デフォルト = clrRed)— 弱気シグナルの矢印の色。
- ShowAlerts(デフォルト = false)— trueの場合、信号が生成された際にアラートを表示します。
- SoundAlerts(デフォルト = false)— trueの場合、信号が生成された際に音声アラートが再生されます。
- EmailAlerts(デフォルト = false)— trueの場合、信号が生成された際にメールアラートが送信されます。
- PushAlerts(デフォルト = false)— trueの場合、信号が生成された際にプッシュ通知アラートが送信されます。

トレード戦略
このインジケーターを使用した最もシンプルで明確な方法は、ラインが75を下回ったときに売り、25を上回ったときに買うことです。より悪い信号をフィルタリングするために、ダグ・シャフ(Schaff Trend Cycleの著者)は以下の方法を提案しています。買いシグナルの後のバーは、トリガーバーの高値を上回って閉じる必要があります。売りシグナルの場合、トリガーバーの低値を下回って閉じる必要があります。トリガーバーとは、Schaff Trend Cycleが25を上回るか、75を下回るときに形成されるバーのことです。