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MetaTrader 5のポイント・アンド・フィギュアインジケーターの使い方

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MetaTrader 5のポイント・アンド・フィギュアインジケーターは、通常のMT5チャートのメインウィンドウにポイント・アンド・フィギュアチャートを直接プロットすることができるインジケーターです。ボックスサイズやリバーサル距離など、ポイント・アンド・フィギュアメソッドの各種パラメータを好みに合わせて設定できます。また、PnFチャートの表示パラメータも自由にコントロールできます。このインジケーターは、すべてのアラート機能をサポートしており、実際のティックデータに基づいているため、MT5専用となっています。

ポイント・アンド・フィギュアチャートは、価格変動を表示するための別の方法です。主な特徴は、時間を無視し、為替レートの大きな変動のみを考慮することです。「大きな変動」とは、トレーダーが自身のトレーディング目標や戦略に応じて定義するものです。

入力パラメータ

  • ボックスサイズ(デフォルト = 60) — ボックスサイズはポイントで設定されます。価格がこの値を超えた場合に新しいXまたはOがチャートに表示されます。
  • リバーサル(デフォルト = 3) — リバーサルに必要なボックスの数です。価格が逆方向にこのボックスサイズ分だけ動くと、チャートがXからO、またはその逆に切り替わります。
  • 日数(デフォルト = 1) — 初期のポイント・アンド・フィギュアチャートを構築するために取得する実際のティックデータの日数です。日数が多いほどデータは増えますが、処理に必要な計算能力も高まります。
  • 使用価格(デフォルト = Bid) — ポイント・アンド・フィギュアチャート構築に使用する価格:
    • Bid — チャートはBid価格に基づきます。
    • Ask — チャートはAsk価格に基づきます。
    • Midprice — チャートはBidとAskの平均に基づきます。
    • Bid/Ask — XはBid価格に基づき、OはAsk価格に基づきます。
  • XとOのアラート(デフォルト = false) — trueの場合、新しいXまたはOが表示されるたびにアラートが発行されます。
  • リバーサルアラート(デフォルト = false) — trueの場合、ポイント・アンド・フィギュアチャートがXの列からOの列に、またはその逆に切り替わるとアラートが発行されます。
  • ネイティブアラートの有効化(デフォルト = false) — trueの場合、上記の条件のいずれかに対してMetaTraderのポップアップアラートが使用されます。
  • メールアラートの有効化(デフォルト = false) — trueの場合、アラートのためにメールメッセージが送信されます。メールはMetaTraderのツール->オプション->メールから正しく設定されている必要があります。
  • プッシュアラートの有効化(デフォルト = false) — trueの場合、アラートのためにプッシュ通知が送信されます。通知はMetaTraderのツール->オプション->通知から正しく設定されている必要があります。
  • 上昇色(デフォルト = clrGreen) — 上昇するポイント・アンド・フィギュアシンボル(X)の色です。
  • 下降色(デフォルト = clrRed) — 下降するポイント・アンド・フィギュアシンボル(O)の色です。
  • フォントサイズ(デフォルト = 15) — チャートシンボル(XとO)のフォントサイズです。
  • フォント(デフォルト = "Arial") — チャートシンボルに使用するフォントです。
  • X(デフォルト = "x") — 上昇価格レベルを示すシンボルです。
  • O(デフォルト = "o") — 下降価格レベルを示すシンボルです。
  • サイレントモード(デフォルト = true) — falseの場合、表示された各XとOに関する情報がエキスパートタブに表示されます。
  • 最大オブジェクト数(デフォルト = 10000) — インジケーターが作成できるチャートオブジェクト(XとO)の最大数です。このパラメータを使用して、設定ミスによるプラットフォームの過負荷を防ぐことができます。
  • オブジェクトプレフィックス(デフォルト = "PNF-") — 他のインジケーターとの互換性のためのチャートオブジェクトのプレフィックスです。

使用例

下の例の画像は、EUR/USDの4日間の価格動向が47列のXとOに圧縮されて表示されているポイント・アンド・フィギュアインジケーターの結果です。ボックスサイズは60ポイント(6ピップ)に設定され、リバーサルは3に設定されています。

ポイント・アンド・フィギュアチャートを使って、従来のサポートとレジスタンス、トレンドライン分析を行うこともできます。中にはPnFチャートパターン(ペナント、トライアングル、ダブルトップ、ダブルボトムなど)を使って取引するトレーダーもいます。

こちらは、ボックスサイズを$10(1000ポイント)、リバーサル値を3に設定したBTC/USDペアのポイント・アンド・フィギュアMT5インジケーターによるチャートプロットのスピードアップ動画です:

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