マスインデックスは、Tushar ChandeとDonald Dorseyによって広められた指標です。この指標は、過去25期間の高値と安値の範囲を指数移動平均で合計することによって計算されます。目的は、最高価格と最低価格の平均範囲の変化を測定することでトレンドの反転を特定することです。範囲が広がるとマスインデックスが増加し、範囲が狭まるとマスインデックスが減少します。
指数移動平均(例:期間9)は、売買シグナルを示すために使用されます。マスインデックスがトレンドの反転を予測しようとする際、移動平均が下降トレンドを示した場合はロングポジションを、上昇トレンドを示した場合はショートポジションを開きます。
この指標では、次の10種類のスムージングタイプを選択できます:
- SMA - 簡単移動平均;
- EMA - 指数移動平均;
- SMMA - スムージング移動平均;
- LWMA - 線形加重移動平均;
- JJMA - JMA適応平均;
- JurX - 超線形スムージング;
- ParMA - 放物線スムージング;
- T3 - Tillsonの複数指数スムージング;
- VIDYA - Tushar Chandeのアルゴリズムを使用したスムージング;
- AMA - Perry Kaufmanのアルゴリズムによるスムージング。
異なるスムージングアルゴリズムのフェーズタイプパラメータは、全く異なる意味を持つことに注意が必要です。JMAの場合、外部フェーズ変数は-100から+100まで変化します。T3ではスムージング比率が100倍され、VIDYAではCMOオシレーター期間、AMAでは遅いEMA期間となります。他のアルゴリズムでは、これらのパラメータはスムージングに影響を与えません。AMAの高速EMA期間は固定値で、デフォルトは2です。AMAの指数の上昇比率も同様に2です。
この指標は、SmoothAlgorithms.mqhライブラリのクラスを使用しています(端末データフォルダーのMQL5\Includeにコピーする必要があります)。クラスの使用方法については、「追加バッファを使用せずに中間計算のための価格系列の平均化」という記事で詳しく説明されています。
