皆さん、こんにちは!今日は、トレードの際に便利な「グラフィカル計算機」の使い方についてお話しします。このインジケーターは、オーダーの計算をサポートしてくれます。
まず、チャート上に「OPEN」、「STOP」、「PROFIT」の3本のラインを作成します。このラインは、それぞれオーダーを開く予定のレベル(OPEN)、ストップロスのレベル(STOP)、テイクプロフィットのレベル(PROFIT)に配置します。もし、チャートにこれらのラインがない場合は、インジケーターが自動的に現在の市場価格付近に作成してくれます。
インジケーターのプロパティでは、ポジションを開く際のボリューム(calc_lots)や、先物やCFDのための手数料(comission)を設定できます。先物に対する手数料はロットあたりのドルで、CFDの場合は株式のパーセンテージで計算されます。CFDの1ロットが100株に相当する場合は、stock_in_lotを100に設定してください。
利益がユーロやポンドで計算されるシンボル(FDAXやFTSEなど)の場合は、マーケットウォッチウィンドウにEURUSDやGPBUSDのペアを表示させる必要があります。これにより、相応しい為替ペアからレートが自動的に取得されます。同様に、クロス通貨XXXYYYの場合は、対応する基本ペアUSDYYY(例えば、GPBJPYの場合はUSDJPY)をマーケットウォッチウィンドウにオープンさせる必要があります。
SLとTPのラインを必要なレベルに配置したら、インジケーターは自動的にチャートの左上隅にTPの利益額、SLの損失額、指定したロット数に対する必要証拠金の額を表示します。また、ストップアウトが発生するラインもチャートに描画されます。このラインに達すると、ストップアウトがトリガーされます。
新しい値を計算するには、チャート上のラインをドラッグするだけで済みます。

チャート上の計算機の表示
おすすめポイント:
- 値は新しいティックごとに更新されるので、流動性の低い証券やセッション間の休憩中には、チャートを右クリックして「更新」を選択してください。
- どのラインがどこにあるか(ラインの説明)を確認するには、チャートプロパティで「オブジェクトの説明を表示」を選択してください。
- インジケーターによって設定されたラインは標準のグラフィカルオブジェクトなので、チャートを右クリックした際に表示される「オブジェクトリスト」メニューで色やラインの太さ、ハッチタイプを変更できます。