スムーズハイケンアシインジケーターは、標準のハイケンアシインジケーターを改良したものです。
このインジケーターの特徴は、現在の価格ではなく、スムーズ化された価格の時系列データを使用することです。この方法により、通常の計算方法で発生しうる多くの誤信号をフィルタリングすることができます。
スムーズハイケンアシインジケーターでは、以下の様々なスムージングのタイプから選択できます:
- SMA - 簡単移動平均;
- EMA - 指数移動平均;
- SMMA - スムーズ移動平均;
- LWMA - 線形加重移動平均;
- JJMA - JMA適応平均;
- JurX - 超線形スムージング;
- ParMA - パラボリックスムージング;
- T3 - ティルソンの複数指数スムージング;
- VIDYA - トゥシャール・チャンデのアルゴリズムを用いたスムージング;
- AMA - ペリー・カウフマンのアルゴリズムによるスムージング。
なお、Phase1とPhase2のパラメータは、スムージングアルゴリズムによって全く異なる意味を持ちます。JMAの場合、これは-100から+100まで変化する外部のPhase変数です。T3の場合は、視覚化を良くするために100倍したスムージング比率であり、VIDYAの場合はCMOオシレーターの期間、AMAの場合はスローEMAの期間です。AMAのファストEMA期間はデフォルトで2に設定されています。指数の上昇比率もAMAでは2に設定されています。
このインジケーターは、SmoothAlgorithms.mqhライブラリのクラスを使用しています(terminal_data_folder\MQL5\Includeにコピーする必要があります)。これらのクラスの使用方法については、「追加バッファを使わずに中間計算のための価格系列の平均化」という記事で詳しく説明されています。
このインジケーターは、チャートのメインウィンドウ用と追加ウィンドウ用の2つのバリエーションがあります:
そして、チャートの追加ウィンドウ用:
